一刀入魂。
まさにそれを地で行く私であったが、そうもいかない時が来ていた。
あの日、私はこのマッサージパーラーラベルにて、厠の便座に座り、その一刀をここで振りかざすか悩んでいた。
基本、ここは一回戦制。
泣きの二度目のサービス精神などはない。
だからこその決断のはずであった。
しかし、不思議なものである。
刀に艶なく、しな垂れるばかり。
いつもの威勢はどこへやら。
が、私はこの時は幸いとばかりに、長期戦の予感を頭蓋に走らせた。
行ける、イケる、逝ける。
たちまち、私は一陣の風となり、嬢とお部屋へ。
室内は高級ラブホテルそのもの。
広々としたものである。
片隅にジャグジー風呂、でんとした幅広ベッド。
高級店のふさわしさを感じ、いそいそと服を脱ぐ。
こんなところである。
他はどの店とも変わりなく、することは同じ。
結果はというと、それはまあいい。
結局は、全てがこんなものであるという事。
肉体に波乱は起きないという事。
一刀の価値、ここに何を見出すべきか。
男の尊厳を守れるのは、己自身であるという事を、諸兄らには忘れないでいてもらいたい。
記載:2013/07/28

















