言葉とは不思議なものである。
他国の言語であればあるほど、呪文のようである。
性欲も同じく、昂ぶれば昂ぶるほど、己が暗示にかかったように見境がなくなる。
この二つが合わさった時、何が起こるかというと、追加料金の発生という出来事が起こる。
小生、奇しくもその憂き目にあった。
嬢が何かをしゃべっていたのはわかっていた。
しかし、生来の難聴がこの時ばかりは大きく発症し、耳栓のような役目をしてしまった。
その時察するに、彼女は「晩ご飯食べた?」とか、「あなたは独身なの?」とか。
その程度の会話を仕掛けてきたものだと思っていた。
ところがどっこい、それは過ちともいうべき勘違いで、彼女は「2回戦目したいなら700バーツでどう?」的な話を持ち掛けてきたようだった。
そんなことも露知らぬ小生、お楽しみが終わった帰り際にその700バーツを請求される。
チップの欲しがり系かな、下卑た女だと思いながらも、少額を渡したところ、違うと言われた。
般若のような形相で持って、「700バーツの約束だろう?」と。
そんな話は知らないという顔をしてると、嬢は呆れ顔になった。
あの汚物を見るような目つき。
「風俗に来るような男たちは、みんなこんな風に嘘つきなんだ」という、無常をも含んだ眼付き。
どっちが汚物だと、そんな風に思うわけではないが、その悲しみを含んだ眼差しが小生の胸に突き刺さった。
あの目。
あの目が今も忘れられない。
まさか、タイの風俗嬢に見下されるとは。
諸兄らにはあんな悔しみは感じてほしくない。
教訓として、こんなお店があった、こんなことがあったという意味で、この「ドリームヘヴンマッサージ -Dream Heaven-」の語りを終えたいと思う。
記載:2014/01/22



















単に聞き直せばいい事だと思うぞ?
今はどうなっているあわからないが、曖昧な返事を繰り返すならこのようなことは繰り返す。
「嘘つきなんだ」と見下される眼、を気にするより「性欲の前では適当に答えてしまう自分」に危機感を感じた方がいい。