外道総評『37.2° Massage』篇

スマートフォン。
現代の、21世紀の文明の利器といえば、これになるだろうか。
まさに、切っても切り離せないものと言っても過言ではない。

かくいう小生、バンコクに来てスマートフォンに手を出してしまい、何か温故の精神が瓦解するような、世への迎合的なふぬけを身に着けた思いである。

それはともかく、諸兄らはスマートフォン占いというものをご存じだろうか。
後学の為、覚えておくべきである。

しかし、それよりも先にこのお店。
『37.2° Massage』である。
店名の由来は、男女がオルガスムスに達する瞬間の体温が37.2°というところから来ているらしいが、その由来も願望に過ぎず、店の理想に標榜するに至っていないのではないか。
その理由は後述しようと思う。

プロンポン駅からほど近く、イムちゃん食堂のある通りに入るとすぐにこの店はある。

二階が受付となっており、その広さ、清潔さには前途明るく光芒といったところである。

価格は2800バーツの2時間、エグゼクティブルーム。
最高潮のおもてなしがこの価格。
満足の態、ここにあり。
まさに、事に至る前に体が37.2° である。

話を戻すが、スマートフォン占い。
こちら、何を占うのかというと、その日、相手してくれる嬢の質、その挺身性がわかってしまうというものである。

例えば、大吉スマホ。
こういった嬢たちというのは稀であるが、存在する。

LINEやFacebookもできないような性能のスマホを持つ嬢のことである。
もはや、スマホとは呼べないような、ガラケーとも違う、二束三文の携帯を持つ嬢。
そういった嬢たちは努力をする。
リピーター獲得に精を尽くす。

幸は薄いのだろうが、あげまん間違いなし。

そしてお待ちかね、大凶スマホ。
こちらは屑である。
お金をもらうということがどういうことかを理解していない。
顔が良くても心はドブ川。
もはや、スマホに取りつかれているような女であるからして、その元凶のスマホをへし折っても功罪余りある。

こんな嬢に会えば、タイの風俗界の現状を嘆くこと間違いなし。

小生がこの大凶にあたったとはいいたくない。
スマホの片手間にマッサージされ、その屈辱を耐え忍んだ自分は優しさの権化。

満足なく、ほうほうの態。
一瞬たりとも37.2°にまで上がることのなかった体温。
エレクティズムはあってもオルガスムスのない夜。

この日、タイの熱帯夜は鳴りを潜めた。

記載:2014/01/22

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